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幸田稔さん（新宿料飲支部）
心に響くジャズはジャズスポットJ
JAZZ SPOT J
株式会社ノースウエストエンタープライズ
「Ｊさん」こと幸田稔さんは、長年新宿料飲支部の支部長を務めてきました。早稲田大学モダンジャズ研究会のＯＢが、１９７８年出資しあってお店を出しました。会社の取締役には、森田一義（タモリ）さんが名を連ね、出演者も渡辺貞夫さん、日野皓正さん、大野雄二さん等々ジャズ界を代表する錚々たるメンバーばかり。地域のシンボルとして様々な雑誌にも取り上げられ、「ルパン三世」のアニメにお店だけでなく幸田さんもキャラクターとして出演するなど、新宿民商でも知らない人は無い、幸田さんのところにおじゃましてきました。
「サラリーマンの家庭に憧れて結婚した奥さんには悪いことしちゃった。子供もいたのに無断で年のサラリーマン生活をやめてお店を始めたから」と、開店当時を振り返ってくれました。「『夢を買おう』と純粋な気持ちから仲間同士が作った会社を続けてこられました。今年の月で３０周年を迎えます」。
難しい共同経営を年続けてこられたのは、周りの人の支えがあったから。
開店して１年数ヶ月のときに火災でお店が全焼。原因不明でした。「お店は水浸しでススだらけ、もうだめかと思っていた。
呆然としているところに、お客さんだった赤塚不二夫さんが、私を自宅に呼んでごはんをご馳走してくれて、『皆で夢見て始めた店なんだろう』と、再建を助けるために『Ｊで早く呑む会』を作ってくれました。錚々たるメンバーが名を連ねてくれて、お客さんからもカンパが万円集まりました。火災保険が５〜６００万円しか下りなくて、とてもお店の再建には足りなかった。大東京信用組合さんも融資に協力してくれて、１５００万円の資金が集まり再建のメドが立ちました。内装業者もたまたま早稲田の先輩という事で、利益無しでこれだけの内装をしてくれました」。
そして、民商の会員さんが極寒の火災当日『寒いからうちの事務所を使ってよ』と事務所を空けてくれたり、事務局の人が隣近所の店との補償交渉をしてくれたり、とっても民商のみなさんに助けられた。一人ではパニックになって解決できなかったと思う。だから今度は困った人がいたら助けようと思って支部長を引き受けました」。
心優しい幸田さんの人柄と助け合いが年間「夢」を支えてきました。３０周年のイベントも見逃せません。 |
| （聞き手：江島） |
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住所 |
新宿区新宿5-1-1 ローヤルマンションB1 |
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電話 |
03−3354-0335 |
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HP |
http://www.jazzspot-j.com/ |
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