若松会NEWS No.4 2001年晩夏特大号
■サラ金のCM洪水から子供たちを守れ■
昨年ごろから、テレビのゴールデンタイムに、やけに目につくようになったサラ金のCM。以前は深夜につつましくオンエアされていましたが、今では堂々と市民権を得てしまったかのようです。街には所狭しとサラ金の看板があふれ、いやでも目に入ってきます。ここまでやられると、サラ金は怖いという免疫力がなくなってきます。やがて子供たちが大人になるころには、サラ金でキャッシングするのは、まるでファッションに身を包むかのように当たり前になるでしょう。いずれ借金地獄に落ちることも知らずにです。子供たちにサラ金の怖さを教える必要があります。
●同時進行レポート
「大いなる不当利得返還訴訟への道」[深田親子奮闘記/其の一]
マイナス転じてプラス600万円と成す
「まさかこんなことができるとは想像もしなかった」と父。
「毎月の50万円近い返済が約7万円に減ったことが大きいし、嬉しい」と息子。
平成12年の晩秋に始まった深田さん(仮名)親子の特定調停は、マチ金2社と消費者金融合わせて13社、調停申請時の負債残高は600万円以上ありました。件数が多かったこともあり、1件の不調を含めて全社の調停が終わったのは平成13年5月末になっていました。その結果、昨年秋までは毎月50万円にもなっていた合計返済額が6万7000円に押さえることができたのです。
きたないサラ金の計算書提出方法
さらに、深田さんの場合にはお父さんの代から継続利用してきた金融業者が6社もあり、そのスタートが昭和55年〜58年からと、取引期間はその多くが20年級でした。中でも不調に終わったセントラルファイナンスを筆頭に、17条決定により債務不存在ということで調停が成立したプロミス、日本信販、丸井とも先方からの答弁等は過払いということでした。
ところが、それぞれの支払履歴計算書は各社各様で、過去10年以上は提出する必要がないことなどを理由にそれ以前の分については提出しない、あるいは平成3年や平成5年からといった分しか提出してきませんでした。
不調となったセントラルファイナンスのケースでは、平成3年から12年までの計算書しか提出しておらず、それによると約62万円の過払いとなっていますが、実際には昭和58年から取引が継続していることは、特定調停の申請前に電話で確認しており、また銀行への振り込み履歴を通帳でも確認していたのです。
若松会の定期相談会には、お父さんに代わって毎回欠かさず出席している深田さん。店の後片づけが済むのは夜の10時半から11時になってしまい、若松会への登場も相談もトリをつとめる存在として定着してしまった感があります。
それは天使の囁きだった?!
出席するたびに「過払い返還訴訟の申請は?」という会長やT副会長からの質問に、「再計算するにしてもパソコンは使えないし、面倒だから先方が出してきた計算書の金額で過払い返還訴訟をしようかと思っていた」という深田さん。しかし、過払いの計算書を提出しているセントラルファイナンス分はともかく、その他の3社は過払いという答弁だけで、債務が残った状態での計算書しか出されていませんでした。訴訟のためには“再計算”という壁が直面してしまったのです。
逡巡していた深田さんに天使が囁いたのが6月7日の定期相談会でのこと。「次回までに手計算でも、支払った履歴だけでもわかるようにしてもらえれば計算書の作成を手伝います」とT副会長。他ならぬ過去に弁護士に頼らず独力で過払い返還訴訟を勝ち取った猛者でした。
ところが、その天使の囁きが日を追うごとに悪魔の囁きとも思えるプレッシャーになることを、深田さんはこの時はまだ想像だにしていなかったのです。
多重債務・商工ローン対策会議若松会ニュース
は特大No4を発行しました
新宿民商
若松会ニュース
No4