2002年6月号に載った「おじゃまします」の記事
新宿商工新聞
入会申込
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honbu@shinjukuminshou.org
新宿中央支部
P9
 明治通り大久保交差点から池袋方面に少し進むと,1階に印刷屋さんがあり,2階を見上げると、「洋服のリフォーム・オーダーの店」と窓に書いてあります。ここがソーイング・BOXです。この店は3年前に服飾関係に従事していた女性3人が共同で独立開業しました。
 しかし、共同経営者の1人が急死。現在は服飾30年の樋口琴子さんと20年の石原千恵さんの2人で、力を合わせて婦人・紳士服のリフォーム、オーダー、サンプルづくりに励んでいます。開業以来、宣伝らしい宣伝はしていないそうですが、経験を生かした確かな技術が口コミで伝わって、お客さまがあとを断ちません。
 「楽しんで、好きな仕事をやる。お客さまにまたきていただけるように丁寧な仕上げがモットーです」。
 「私たちの一番の理解者はお客さまです。決して話し上手でない私たちの仕事を気に入ってくれて、1度来たお客さまが常連さんになって、またお客さまを紹介してくださるんです。『この仕事でこの値段は安い』と喜んでいただいています」。常連のお客さんが仕事をしている樋口さんや石原さんの傍らで、話し込んでいくそうです。
 「大忙しの毎日なんですよ」商売繁盛は、お二人の人柄のよさと、確かな技術のなせる技なのでしょう。
 「なにしろ、手作業ですから、仕事をこなすのは、大変なんです。ですから、仕事の手を休めて、お客さまとお喋りできないことが残念です。手仕事ですから健康でないと商売も続けられません。健康第一ですね」と、お二人は云います。注文に応じて、着物を洋服に仕立て直すこともあります。手仕事の大変さは相当なものだとわかります。
 民商とのお付き合いは二年ほど。知り合いの勧めで、入会しました。
 「今は税金面だけお世話になって、いますが、何か相談事があった時、電話1本で指導,応援してくださると思えば、安心感があるんです」。
 大久保あたりには、こういった店は少ないので、手頃な値段に遠くからわざわざ足を運ぶお客さまも多いそうです。「ぜひご利用ください」とのこと。
  (聞き手 井上)