2001年1月号に載った「おじゃまします」の記事
新宿商工新聞
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 歌舞伎町風林会館の近くでクラブを経営する桑原さんは、元日劇のダンサー。幼少のころよりバイオリン、琴、日舞などの稽古に励み、ダンサーとして銀座、赤坂を始め、ラスベガスでも活躍していたという華やかな経歴の持ち主です。
 「私は人を妬む、恨む、蹴落とすとか大嫌い。いつもいいものを信じてバリバリやってきました。」張りのある声、ダンスで鍛えた身のこなしにママの貫禄があります。
 経営をはじめて20年、以前は15人もの人を使って別のクラブを経営していましたが、時代に押されて廃業、1200万円からの借金を背負うところまで追い込まれました。
  「その後娘とマスターの3人で、規模を小さくしたお店で働き、4年間で借金をゼロにしました。その間は死んでいましたね。」元々行動的なタイプ、お客さんの「全盛期のようなママの姿が見たい、歌が聞きたい」の声に応えて店の再建を計画しました。
 3月に民商に相談したところ、融資がいけるかもしれないとの回答を得ました。「出るか出ないかわかりませんでしたけど、ここで勝負をかけました。でるでるでるでる・・・と、願をかけてすぐに物件を捜しました。融資が出るとすぐ契約、内装工事をして4月の段階で全額店につぎ込み、1銭も残りません。」 女は勝負、女の子を集めて再スタート。お客さんに出した案内状が手応え充分、連日賑わいが続きました。「私はよそのママと違うって言われます。大雑把で細かくできません。
 つっぱしったり、ポカをやって娘から怒られます。でも私は信念を持っています。こんな強がりを言っても商工新聞はいつも読んでいます。人には浮き沈みがあることがわかるし、勇気をもらえる。みんな勇気がありますね。」
 お店では毎晩フラメンコを披露して人気を呼んでいます。長女の美由紀さんは、モデルから歌手となり、デビュー曲「歌舞伎町インザナイト」は有線で連日放送されています。「娘に夢を託しています。歌舞伎町の悪いイメージを払拭して活力ある街としたいんです。」 夢の実現達成したいですね。
パブクラブ エムズ   桑原真由実さん