2001年8月号に載った「おじゃまします」の記事
新宿商工新聞
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沖縄食堂 中島さん
中島さんのお店「沖縄食堂」は早稲田大学の学生でにぎわ
う大隈通り商店街にあります。飲食店が建ち並ぶ中、「沖縄
そば、玄米カレー」と大きく書いた看板が目をひきます。
「常に身体に良いものを用意しています。自分のうちの台
所をそのまま大きくして店にしたようなものです。化学調味
料はいっさい使わず、醤油、塩、味噌はすべて無添加です。
材料はその土地で取れた旬のものなど、どこで誰が作った
かハッキリしているものしか使いません。料理は紅生姜を
はじめ、全て手作りです。」
人気料理は沖縄そば、ゴーヤチャンプル、玄米カレーと、歯ごたえのあるものばかりです。「早大というのはうちの裏にあるんですよ。」沖食(オキショク)を知らないのはもぐりと言われるほど学生に親しまれています。毎月15日は「そばDAY」定価680円の手打ち沖縄そばを500円で提供します。「太平洋戦争の悲劇を忘れたらいけないから、沖縄復帰の5月15日を記念して平和のそばを食べる日としています。」歯ごたえのある麺を噛み締めながら、平和も噛み締めるという企画です。
8月15日の終戦記念日にはさらに150円安くなります。店の機関紙「沖食かわら版」には「基地も米兵もいない平和な沖縄を、日本をと願うそばDAYです。」
とお客さんに反戦平和を強くアピールしています。
「この人はねえ、日本でも有数のピアニストなのに何気なくしているところがすごいんだよ。」とは、取材中偶然隣にい合わせた常連客の俳優の横笛太郎さんの弁。調理師の他にピアニストの顔も持ち、日本各地で5千回以上も演奏活動を重ねているといいます。
チャンプルとはチャオチャオともいい、ちゃんぽんとかゴチャゴチャ混ぜるという意味だそうです。夜な夜な学生と常連客と中島さんが、豚の角煮と泡盛で沖縄について激論を交わしているのが目に見えるようです。
新宿広しといえども、ここまで食と平和と文化がごちゃごちゃに入り混ざった食堂は他にないと思われます。営業時間は午前11時半〜午後10時まで。
пi3208)4516 (取材 松本和美)